紙媒体ってどんな媒体?広告の代表格である「紙媒体」とは・・・。
企業が自社の商品・サービスを多くの人に紹介したいと考えたとき、
媒体(メディア)を使って広告宣伝を行う必要があります。
昨今ではWebサイトやSNSなどを利用したオンライン広告が
市場規模を拡大していると言われていますが、
紙媒体を中心としたオフライン広告も未だ多くの企業に使われている広告手法です。
新たな広告手法を導入する場合、
自社の商品・サービスの特性に合ったターゲティングを行い、
そのターゲットに最もアプローチしやすい広告媒体を選ぶことが大切です。
紙媒体とは?
紙媒体とはオフライン広告の一種で、
チラシや雑誌、新聞など紙に出力された印刷物を利用した広告媒体の総称を言います。
インターネットの普及以降、
オンラインが広告の中心となり紙媒体のようなオフライン広告は
衰退していくと言われていましたが、今もなお変わらず多くの企業が利用しています。
紙に出力・加工をする必要があるため情報の即時性が
低いと言われることもありますが、昨今では印刷技術の進歩、
印刷工程の変化などから即時的な印刷・加工サービスも増えてきています。
紙媒体は情報の鮮度や広告物に記載したい情報量など、
商品・サービスの特性を考慮して広告媒体を選ぶことで、
高い費用対効果が期待できる広告手法と言えます。
紙媒体の種類
紙媒体とは印刷物を利用した広告手法全般を指すため、その配布方法は様々です。
古くは印刷と言うと、元となる版を作ってインクを定着させる手法を取っていたため、
用紙代やインク代よりも版代が高く、
少部数を作成しようとすると単価が高くなってしまうという課題がありました。
そのため印刷物を使った広告自体も大部数の配布を前提に
考えられることがほとんどでした。
最近ではインクジェットプリンターを利用したデジタル印刷が急速に発展し、
少部数の広告物も比較的安価で制作可能になってきています。
ポスティング
ポスティングは自社で企画した広告物を直接見込み顧客となる
消費者の自宅へ配布することができる紙媒体です。
エリアの限定や、消費者の家族構成などの属性を絞った配布が可能なサービスもあり、
ターゲットを絞り込んで宣伝をすることで、高い費用対効果が期待できます。
広告物が自由にデザインできる点や、
試供品のような紙媒体以外の広告物も配布できる点が特徴です。
折込広告
折込広告は新聞折込や雑誌折込など他の流通ルートを持っている広告媒体を利用して
印刷物を配布する紙媒体を指します。
新聞折込であれば不特定多数の人へ決められた日時に配布することができ、
雑誌折込であれば特定のジャンルに興味・関心がある読者へ配布することができます。
既に流通ルートが確立されている媒体を利用するため、
配布コストを抑えられる点や、消費者が手に取る可能性が高い点などが特徴です。
フリーペーパー
フリーペーパーは無料で提供されている雑誌の形態を取った紙媒体の総称です。
広告掲載料で作成・配布されていることが多く、
その配布方法は駅やコンビニなどのラックを利用したものや、
ポスティングを利用したものなど様々です。
ジャンルを絞った広告やコラムをいくつもまとめて
掲載しているようなものが多いため、ターゲットを絞り込みやすい点が特徴です。
広告効果がより高まる場所に設置・配布されることが多いため、
無料で配布されているものではありますが、
高い広告効果が期待できる紙媒体でもあります。
雑誌広告
雑誌広告は販売されている情報誌に広告出稿をする紙媒体のことを指します。
読者が能動的に購入した雑誌に広告が掲出されるため、
ある程度情報量が多い広告でも興味・関心を持って見てもらえる点が特徴です。
雑誌は保管され繰り返し読まれることが多い印刷物であるため、
掲載されている広告物も繰り返し目に留まることになります。
広告物を繰り返し見ることで商品・サービスに対する購買行動の心理的ハードルが
下がる効果があると言われています。
新聞広告
新聞広告は全国紙や地方紙、スポーツ紙など発行されている新聞紙面を利用した
広告手法で紙媒体の一つです。
全国紙であればその流通量から多くの人に一斉に情報を届けることが可能です。
地域住民へアピールしたい広告内容の場合は、地方紙を利用することで
高い費用対効果が実現できます。