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新型コロナウイルスワクチン接種開始におもうこと

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いよいよ本日から医療従事者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されましたね。

医療従事者を皮切りに順次、

高齢者→基礎疾患のある方→その他

の順に接種がされていきます。

この新型コロナウイルスワクチンですが、

今現在日本に輸入されているのはファイザー社のもののみですが、

この先アストラゼネカ社・モデルナ社製造のワクチンも承認がなされれば、

輸入され接種のスピードも上がってくると思います。

ワクチンそのものの意義は感染予防を目的としているもので、

昔からごく一般的なものとしてインフルエンザ予防接種と同じ意味を持つのだと思います。

しかし、その安全性や有効性についての議論はなぜかベネフィットよりもリスクの方のみが

目立ってしまいますよね。

ワクチン接種のベネフィットは「結果何事もなくその感染症にかからないこと」な訳で、

リスクは「体調や健康状態に異変」ときたすことで現れてしまうものであることから

どうしてもそちらに目が行きがちになってしまいます。

今日の国会でも医師出身議員の方がリスクを数値化して説明されていましたが、

このリスクはかなり他のワクチンと比較しても低いのではないかと感じます。

これまで(2/16現在)の累計感染者数は厚労省の発表によりますと、

空港などの検疫を含めると417,765人、死亡者数は7,015人にもなります。

またこの数も新規感染者数は減少傾向にあるものの日々増加しています。

ワクチン接種の目的はあくまで「感染しないこと」になるので

何も感じないベネフィットを取るべきではないかと考えます。

われわれ一般市民が接種することが可能になる日はいつになるのでしょうか・・・。

ところで、最近の報道はどうしても「ワクチン」のことばかりですよね。

前述したとおり、ワクチンの目的は「かからないこと」です。

しかし、すでに感染し治療中もしくは療養中の方々に対して必要なのは「治療薬」になります。

では、この治療薬はどの様になっているのでしょうか。

現在、厚労省が新型コロナウイルス感染症治療薬で

「診察の手引」に「国内で承認されている医薬品」として掲載しているものは、

「レムデシビル」と「デキサメタゾン」の2種だそうです。

これらは過去に別の感染症治療薬として開発されたものですが、

新型コロナウイルス感染症治療薬としての効果が確認されたことで承認されたものとのことです。

これらの他にも効果が期待できるとされる治療薬はまだある様です。

しかし、日本という国は優れた「ものづくり国家」だったのではないでしょうか。

ワクチンにしてもこれから使用されるとしているものは全て海外からの輸入に頼るもので、

なぜ国内で作ることができないのでしょうか。

WHOは公平な供給をなどと言っていますが、

これは輸入に頼るから供給スケジュールが未確定なのではないでしょうか。

現存する薬剤の中で治療薬として期待が持てるものの中には国産のものが多数あります。

しかしことワクチンになると国産のものの話が一切出てきません。

アメリカでは接種のスピードを上げるために薬局チェーンなどにも

供給が始まったという報道もあります。

これは製造国だからできることだと思います。

もちろん日本では接種という行為が医療行為にあたるため様々な制約があることはわかります。

ただ、製造国であるが故の利点がここにあると考えてしまいます。

製造国であれば接種のスピードも早くなることが予想されますが、

どうしてもこの点が腑に落ちません。

日本の製薬会社さん、ぜひワクチン開発をやってもらいたいものです。

今からでも遅くはないと思います。

ただ、先日の報道で「中国ではすでに偽ワクチンが作られている」というものがありました。

どうもこれはワクチンに見せかけた単なる「食塩水」だったそうです。

接種のスピードが上がらないからといって変なものを使うことは注意しないといけないですよね。

今回は広告とはかけ離れたお話しをしてしまいましたが、

ワクチン接種が始まったことでこの様なお話しをさせて頂きました。